2024年1月15日 「竹中大工道具館 井波彫刻展示会」
蓮悟(本願寺第8代宗主・蓮如上人の第7男・石川県本泉寺住持:1468-1543年)が加賀一向一揆の際、門徒に対して送った激励の書状(『蓮悟書状』)が当寺に残されていることから当寺は北陸寺院との結びつきが非常に強かったと推察される。
現本堂に備え付けられている欄間(らんま)は、1923年の関東大震災で倒壊した本堂(10間四面)内に残されていたものであるが、先ほど述べた北陸との関係を考えると、この欄間(3枚組/幅5.6m/厚さ25㎝)は北陸・井波彫刻の職人によって彫られた作品であると思われる。
ということで今回、神戸の竹中大工道具館で開催されている展示会(「井波彫刻 物語を彫る」)に足を運んだ。