2023年10月3日 「現代語で唱えられるお経」

 浄土真宗本願寺派には、漢文としてのお経が意訳され、現代語として唱えることのできるお経(「しんじんのうた」「さんだんのうた」「ちかいのうた」「らいはいのうた」)などいくつか存在するが、当寺では追悼する心がより豊かに表現(言語化)された現代語のお経をお勤めしている。このお経は約20年前、元々、存在する漢文のお経をそのまま意訳することを出発点とはせず、本願寺派識者がオリジナルに作成したものであるがゆえに私の知る限りほとんど普及していないと思われるが、十数年前にその存在を知り、それ以来、葬儀や法事はもちろんのこと合同法要の際にも必ず式次第に取り入れている。

現代語で唱えられるお経_1
現代語で唱えられるお経_2